2023年12月に京都府・京都市にて、奄美群島日本復帰70周年を記念した展示「島と自然と大島紬」を開催しました。当展示は、2023年12月13日(⽔)〜17日(⽇)の5⽇間、京都 新⾵館POP UPスペースにて、奄美⼤島の歴史やものづくりにスポットをあてつつ、「奄美⼤島の⼈々の営みが平和な世の中で永く続いていきますように」という願いを込めて、株式会社やまととの共同主催で、奄美市・龍郷町・本場奄美大島紬協同組合にご後援いただきつつ、開催いたしました。

 

 

 

⻑きにわたり奄美⼤島のつくり⼿の⽅々と共に、本場奄美⼤島紬をつくり続けてきた株式会社やまと・きものの森財団ならではの視点で、奄美の歴史やものづくりについて展⽰しました。

 

 

 

戦後の⽶軍統治をはじめとした多くの困難の中でも、途絶えることなく島の宝として紡がれ続けた本場奄美⼤島紬を通して、奄美⼤島の⾃然・歴史に触れ、知っていただくことを⽬指し、会場には、島の⾃然、本場奄美⼤島紬の素材や道具に触れながらご覧いただけるような空間を作りました。

 

 

 

エースホテルを併設する新⾵館には海外の⽅も多く訪れるため、国内だけでなく海外の⽅にもご覧いただけるよう、全編⽇本語・英語のパネルを展⽰しました。また、会場には英語を話せるスタッフを配置し、ご来場いただいた外国の⽅に英語で展⽰について説明し、会話を楽しむ様⼦も⾒られました。

 

 

 

会場では、きものやまとオリジナルの本場奄美⼤島紬をはじめ、⽇本復帰70周年を記念して製作したデザインのゆかたやシャツ、⼿ぬぐい、帽⼦、エコバック、コースター、本場奄美⼤島紬の⽣地を使った限定のうちわや⼱着も展開しました。島の豊かな⾃然やものづくりを感じていただけるオリジナルグッズは、展⽰をご覧いただいた⽅に⼤変好評いただき多くの⽅に⼿に取っていただくことができました。

 

 

 

国内・海外と多くのお客様にご来場いただき、5⽇間を通して387名もの⽅に⾜を運んでいただきました。来場された⽅たちの中には、「展⽰されている植物が気になって…」や「奄美⼤島出⾝の友⼈がいて彼の島について展⽰している」といったように普段きものには触れない⽅なども多くいらっしゃいました。

 

ご来場いただいた⽅からは「奄美⼤島と⼤島紬、それぞれ知っていたけど初めて頭の中で結びついた」や「愛⽤している⼤島紬の背景を知ることができより⼤切なものになった」などのお声を頂戴し、今回の展⽰を通して、ご来場いただいた皆さまの奄美⼤島や本場奄美⼤島紬についての知⾒が広がり、興味を持っていただくきっかけとなったのではないかと思います。

 

 

当法人では今後も引き続き、日本国内外での和装振興活動を通し、日本はもとより世界の皆さまにものづくりを楽しんでいただく場をつくっていきます。

 

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