目的・事業
一般財団法人きものの森は、
日本の織、染め、きものの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上を図り、
ひいては、それらの技術を活かして作られた布やきものによって、
日本はもとより世界の人々の暮らしを豊かにすることを目的としています。
<主な活動>
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1. 日本各地のものづくりに関わる法人、個人が各自連携し、技術の伝承、向上を図るための繋がる場をつくる
会員『全国つくりべの会』に対して、次のことを実施します。
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■全国大会
年1回、法人会員代表・リーダー層、個人会員向けに、全国のきものさんちや服地・工芸等のさんちにて開催します。開催さんちの取り組みを学びつつ、ブランディングやマーケティング等の有識者によるリーダー向けセミナーを行ないます。各企業代表やリーダー同士のネットワークづくりの場としても活用します。
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■さんちセミナー
年2回、法人会員企業デザイナー・ものづくり従事者、個人会員向けに、全国のきものさんちや服地・工芸等のさんちにて開催します。開催さんちの従事者から技術・工程を学びつつ、各さんちのデザイナー・ものづくり従事者同士のネットワークづくりの場としても活用します。
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■支部会
年1回、法人会員代表・リーダー層、個人会員向けに、各さんちにて開催します。当財団の理事長・専務理事を交え、各支部での意見交換会を行ないます。
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2. 織、染め、きもの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上に向けた助成
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■大島紬技術養成所
奄美・鹿児島両さんちで、年間各10名の大島紬織職人育成を目指すため、大島紬技術養成所を開設。指導者の方の年間報酬の一部を助成しています。
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■有松鳴海さんち後継者育成事業
有松鳴海さんちの絞り手の後継者育成事業に対して、素材を提供し助成しています。
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3. 新商品開発及び技術革新に対する支援
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■ものづくり大賞
新しいものづくりに視点を置き、各さんちの歴史、技術、伝統の中から、消費者に提供可能な優秀と認められる新商品開発に対して、「ものづくり大賞」の応募を実施し顕彰を行なっています。
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■秀一郎賞
和装業界の革新的な技術開発及びチャレンジに対して、初代理事⾧の故中村秀一郎先生の遺贈寄付金の一部をもとに、「秀一郎賞」として顕彰を行なっています。
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4. 和装文化振興、活性化活動
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七五三、成人式、花火大会、お祭りなど、代表的な着るシーンを国内外に発信することで、和装振興及び活性化を図ります。